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世界報道写真展 2006

昨日、家内とふたりで恵比寿ガーデンプレイスへ行きました。
目的は、東京都写真美術館2階展示室にて開催中の『世界報道写真展2006』を見ることです。 (7月30日まで。月曜休館)
1時間ほどかけて全ての写真を眺め、解説を丁寧に読みました。
圧倒的な迫力で迫ってくる写真・・・というのが、やっぱりありますね。
解説を読んで、初めてその写真の重大な意味に気づくものもあります。

チラシに掲載されている写真の中から2つだけご紹介します。

2006年世界報道写真大賞
フィンバー・オライリー (カナダ/ロイター)
「緊急食料支援センターの母と子」
ニジェール、タウア

お母さんの口をおさえる小さな手は子どもの手。
なんと小さくいたいけなのでしょう。
そしていつも比較するのは我が国のこと。
子どもを塾なんかにやる金があるなら寄付をするけどなあ、俺なら。

現代社会の問題の部
ヤニス・コントス (ギリシャ/ポラリス・イメージズ)
「父親の着替えを手伝う少年」
シエラレオネ

お父さん、両手首、ない。
気づいてドキッとする写真。
拷問で両手首を切断されたらしい。
私は人様の書いた文章でメシを食う人間だが、1枚の写真が訴える力の凄まじさに圧倒される。

私が一番戦慄し、脳天を撃たれたように見入ってしまったのは、イラクの少女の写真。
目の前で米軍に両親を射殺され泣き叫んでいる。

横たわり、足をばたつかせ、目を大きく見開き、何かを訴える形相の茶色い肌の老婆。
息子が警官に暴行されるのを見て泣き叫んでいる写真。

サッカーに興じる子どもたち。
でも、なんか不自然。
ボールは蹴るとジャラジャラ鳴るように仕掛けがしてあると言う。
リベリアの盲学校にて。

興味のある方は、是非、見に行ってください。
恵比寿ガーデンプレイスは、なかなかいい場所ですよ。


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コメント 8

*Takako*

ほんとうに、写真は心に直接きますね。。
小学生のころだったか、アフリカの飢餓で苦しむ「小さい
子供をねらう鷹」を取ったカメラマンがいましたが・・・
子供はその後、鷹から攻撃されたらしいです。写真が一般公開
されて、人々は、「どうして子供を助けずに写真を撮ったんだ!」と
カメラマンを責め、カメラマンの人は自殺してしまったと聞きました。
カメラマンは、地球上で起こっている事実を伝えるのと同時に、
取る方も難しい立場に置かれるんだ、と子供ながらに考えさせ
られたのを思い出しました。。。
by *Takako* (2006-06-27 11:43) 

リス太郎

ピュリッツァー賞を受賞して自殺したケビン・カーターさんですね。「ハゲワシと少女」。有名な事件です。プロ写真家としての使命はともかく、人間として少女を助けなかったカーター氏は非難されて当然だと思います。しかし、自殺にまで追い込む大衆とメディアっていったい・・・と思います。似たような構図はあちこちにある。巨悪はのうのうとして、小市民が自殺に追い込まれる。大衆はちょっとすっきりしてすぐ忘れる。ね、毎日のようにニュースになってるでしょ?
by リス太郎 (2006-06-27 23:58) 

*Takako*

ケビンさんは、「子供一人の命」より「大衆に飢餓の状況」をしって
もらうことを優先してしまったのでしょうね。。私は、どちらが正しい
のかはわかりません。その子をその場で助けたとしてもハゲワシは
ずっとその集団をおってくるでしょうし、同じ状況の子供は他にも何万
といる。それなら、将来そういった子供達に少しでもチャンスをあげら
れる「写真を撮って帰る」ことを優先してしまうかもしれません。
人間としての使命、カメラマンとしての使命。難しいですね。
by *Takako* (2006-06-28 01:48) 

リス太郎

そうですね。難しい問題です。でも、私は写真家としての使命より人間としての使命が優先されると思います。ただ、自殺にまで追い込んでしまったことは非常に残念。大衆は怖ろしい。そして、私も大衆のひとり。
by リス太郎 (2006-06-28 07:35) 

kero

はじめまして。
ケビン・カーター氏のこと、何か続きがあったようなと思って探したらこんな記事をみtけました。人のブログをこうして紹介していいのかわかりませんが、でもこの話を別のところで聞いたことがあります。
http://garago28.exblog.jp/3866063
こうした写真展をやっているのを知りませんでした。恵比寿ガーデンプレイス、行ってみようと思います。
by kero (2006-06-30 11:48) 

リス太郎

keroさんへ
写真展、ぜひ見に行ってください。おすすめします。
ブログのご紹介、ありがとうございます。参考にさせていただきます。
by リス太郎 (2006-07-01 00:55) 

NO NAME

ケビン・カーター本人の手記によると、はげたかと少女の写真を撮影したあと、はげたかを追い払ったとのこと。近くには少女の母親もいて、少女も自らの足で立って歩き去ったのだそう。撮影後、あまりに衝撃的なアフリカの飢餓の現状に、しばし泣き崩れていたそうです。

彼は少女を助けようとしたことは事実です。詳細を知らないアメリカ市民たちは勘違いしてしまい、彼を責めた。。。

彼は悲惨な出来事のフラッシュバックに苦痛を感じ、自ら命を断ちました。
by NO NAME (2010-08-31 21:15) 

リス太郎

えらい古いの読んでくれてるねんな。ありがとう。
by リス太郎 (2010-09-12 02:02) 

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